Vol.5卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

西宮甲東ジュニアラグビークラブ卒業生のその後の活躍に迫る、スペシャルインタビュー。第5弾は、6歳から12歳まで西宮甲東JRCに所属し、現在は慶應義塾高等学校ラグビー部で活躍されている弓田孝太郎さんにお話をうかがいました。 (インタビュアー:N.Takamura)

◎弓田 孝太郎さん◎

6歳のときからラグビーを始め、弟の健吾さん(現在、関西学院高等部1年生)、妹のみどりさん(現在、西宮甲東JRC6年生)と共にチームに在籍。

西宮甲東JRCでラグビーをはじめたきっかけは?

Q:インタビューを受けて頂き、ありがとうございます!孝太郎さんが、西宮甲東に入部したきっかけや、当時の甲東の様子はどうでしたか?

A:父親がラグビーをしていました。父の先輩が西宮甲東でコーチをしていたので、体験入部をしたことがきっかけです。その時のラグビーがとても楽しかったので、そのまま入部することにしました。

*弟の健吾さんと。いつも兄弟で一緒にラグビーを続けて来ました。

西宮甲東JRCでの一番の思い出はなんですか?

Q:お父さんの弓田コーチには長年にわたり、甲東のコーチとして多くの子どもたちがご指導賜り、感謝しております。孝太郎さんを筆頭に、現在は関西学院高等部に進学され、やはりラグビーを続けている弟の健吾さん、現在6年生のバイスキャプテンとして学年のみならず、甲東を牽引してくれている妹のみどりさん、3人共に長い年月を甲東の一員として過ごしてくれました。全員を小さい時から見て来た私としても非常に感慨深いです。今は、押しも押されぬ慶應ラグビー部の最上級生として活躍されている孝太郎さんですが、甲東時代の一番の思い出は何でしょうか。

A:自分たちの代は人数が少なく、5年生からは西宮ラグビー少年団さんと合同チームとして毎週練習、試合をしていました。両チームの練習と試合に参加していた分、とてもハードではありましたが、幼稚園からチームメイトだったかのように、皆が仲良く、楽しくラグビーを出来たことが一番の思い出です。6年生の時に作ってもらった「ONE TEAM」のTシャツは、今でも僕の宝物として大切に保管しています。

*6年生の時に皆で作った「ONE TEAM」の学年Tシャツ。2列目向かって右から3人目が孝太郎さん。

ラグビーを続けてきて、苦しかったこと、良かったことは?

Q:孝太郎さんたちの学年は、人数不足で少年団さんとの合同チームを組んでいましたね。2チーム分の練習と試合をこなすというハードワークは、小学生にとっては並大抵な大変さではなかったと思いますが、甲東をフライアップして西宮ジュニアラグビークラブへ進んでからのチームワークの絆は、これまでのどの学年よりも強いものがあったのではないかなぁと思います。ラグビーというひとつのツールが、チームの外に飛び出しても多くの仲間と繋がっていけることを、孝太郎君たちの学年は早くから知ることが出来たんですね。では、これまでラグビーを続けて来て、一番苦しかったことと、良かったことをそれぞれ教えてください。

A:苦しかったことと言えば、小学校から中学校、中学校から高校と、ラグビーグレードが変わった時に、フィジカルが全くついていけなかったことが一番辛く、苦労しました。逆に良かったことは、苦労を経て身体を作り、フィジカルにおいて戦える感覚を得た時ですが、それ以上に何よりも、僕にとって続けて来て良かったことは、「ラグビーを通じて多くの友人を得られたこと」です。これまで所属して来たチームの先輩、後輩、同級生はもとより、コベルコアカデミーや兵庫県代表で出会ったチームメイトとも、現在でも連絡を取り合っていて、全ての人がラグビーのお陰で知り合えたかけがえない友達です!

*西宮ジュニア時代は、甲東からずっと一緒の仲間、少年団の仲間と共に駆け抜けました。キャプテンも務め、監督からも高い評価を得ていました。

*兵庫県代表にも選ばれ、充実したジュニア時代を過ごしました。集合写真中央が孝太郎さん。

今の目標を教えてください!

Q:私のイメージの中の孝太郎さんは、背が高くて細身で、とても繊細なイメージでしたが、少し前に甲東にお手伝いに来てくれた時に久しぶりに会って、随分たくましく、力強い印象に変わっていました。同じラグビーをプレーする過程でも、フィールドが変わっていけば、その度に壁にぶつかることもあると思います。でも、そういう苦労もやりがいに変えて、今の孝太郎さんの立派なフィジカルとメンタルを手に入れたのだなと思いますし、とても努力家なんだと感じました。また、私の中の一貫した孝太郎さんのイメージは、とにかく人の気持ちに寄り添える優しい人、です。そんな孝太郎さんだからこそ、様々な環境で多くの友人に恵まれ、愛され、互いに支え合える存在になれているんだろうと思います。では、今の孝太郎さんの目標について教えてください。

A: 今の一番の目標は、神奈川県代表として花園に出場することです。神奈川県には、桐蔭学園と東海大相模という強豪チームが存在しますが、目標がぶれることは無く、「勝つ」ことだけを最後まで目指したいと思います。もう一つの目標は、弟の健吾がいる関西学院高等部との定期戦に出場して勝利することです。毎年9月に定期戦を行っているのですが、関西学院には小学校、中学校とずっと一緒にプレーして来た岡田灯史(西宮甲東OB)や、兵庫県代表で共に戦ったメンバーが数多くいますので、ファーストジャージに身を包んで彼らと戦うことは、自分にとって特別な一戦となります。僕にとっては高校時代最後の定期戦ですが、もしその試合に弟が出場したら…泣いてしまうかもしれません(笑)。

Q:2つとも素晴らしい目標ですね。神奈川県は花園常連校の桐蔭や、甲東OBも所属していた東海大相模の強豪が立ち塞がりますが、今シーズンは慶應ラグビー部を全力で応援します!関学との定期戦で、弟の健吾さんと孝太郎さんが対戦することになったら…と考えたら私も泣きそうです(笑)。兄弟対決は、リーグワンや大学ラグビーでも多く見られますが、やっぱりドラマがあるし、感動的ですよね。是非、弓田兄弟対決を9月に観られることを楽しみにしています。二人とも頑張ってください!最後になりますが、甲東の子どもたちに向けて、メッセージをお願いします。

A:ラグビーはとても楽しいスポーツです。今はとにかくラグビーを心から楽しんでください。しかし、ラグビーを続ける中では辛いときもあると思います。そんな時は、思いきり仲間を頼ってください。仲間と支え合って前に進めば、どんな困難でも立ち向かえます。その精神は、まさにラグビー精神そのものです。西宮甲東OBとして、これからも応援しています。頑張ってください!

*弓田三兄弟妹!向かって右側から、健吾さん(高1)、みどりさん(小6)、孝太郎さん。

弓田孝太郎さん、貴重なお話をありがとうございました。今シーズン、高校生活最後のラグビー生活を走り抜けてください。そして、神奈川県代表として花園のピッチに立ってくれることを、西宮甲東JRC一同心から応援しています!そして、是非また後輩たちの練習を見に来てやってくださいね!

vol.1〜vol.4まではこちらからまとめて御覧いただけます🔍️

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